GTカーメーカーと話した
まだ詳しく言えないが、GTカーのプログラムの相談があり“当たりレベル”で進める事になった。
春先に明日豚には失礼な事をやられたし、かといって国産メーカーは国際レベルに持っていくととてもじゃないが、、、
牛は速いが下品だし、馬は自分たちにとって一番近いが政治的にメンドくさい。
そう言う消去法で考えた時、あるメーカーにかつての同僚がいるのを思い出しコンタクトした。
彼は歓迎ムードもさる事ながら『また何か一緒にやりたいね!』とワクワクムードで話しは始まった。
しかしまずこちらは辛辣な質問から始めた。
- なぜあのクルマは結果が出ないのか?
- 何が原因で台数が増えないのか?
- 実際、いくらよ?
- ウチがやる余地ある?
と、だいたいこんな感じの質問をぶつけた。
今現在、BOPが非常にキツイらしい。その結果、少し緩められる流れになってきている、と。正直、アジアは上手くいっていない。台数はちょっと内密な話しがあり書けず。けど最優先で回せるよ、と。
『あなた達は日本人枠としてカウントしないから、本社と直接でやれるよ。担当は僕が出来るしね!テクニカルも含めてサポートできるし、エンジニアやファクトリードライバーもね!ぜひ良いパッケージ作ろうよ』と言う事で話しを進める事になった。
向こうがまだ足を踏み入れられないエリアにこちらは入れるので、これはこれで向こうもこっちもOKな話しだ。
幸いテクニカルチームは良いチームが手に入ったし、彼らも我々もハコやGTは好みじゃないが、モタスポビジネスではこのハコやGTが良いコンテンツである事を互いに認識している。
元同僚もウチが英国にテクニカルチームを持った事を驚いていて『いつのまに?』と言う感じになっていた。
ともあれメーカーとしては日本のメーカーほど大きくないが、プレミアムメーカーとして付き合うには必要にして充分なステイタスが得られる。またこのメーカーに飲み込まれない様に、同時に馬ともスポンサーシップの話しをしている。
日本人はどうしても相手に対し“へへ〜”とし勝ちだが、自分はそうしない。常に自分の立場を優位に保つ事が大事である。元同僚のセクションも最初は五人でやっていたが、今では100人体制でこのプログラムに取り組んでいると言う。
いずれにしてもカネを纏めないとどうにもならない。
まずは“カネ!!!”