EFOのゆくえ…
前回、随分と前になるが
について書いた。
今回も一種の戯言として読んで頂ければ結構です。TBSラジオの長寿番組-“小沢昭一の小沢昭一的こころ”くらいのノリで読んでください。
テーマ曲も探しました↓
『小沢昭一の小沢昭一的こころ』 オープニング 再現 / BGM:耳コピ(DTM)
そこで旧来のF3として馴染みきったF3(便宜的に旧F3)、ユーロフォーミュラオープン(EFO)と全日本F3選手権についての考察
最初に書いておくがこれは現在のEFOを批判するモノではない。今でもあの2リッターN/Aのレギュレーションは素晴らしいモノだったと思うし、ワザワザあの金食い虫の現行FIA F3 へ替えなければならない理由は利権以外の何者でも無いと信じている。
しかし残念ながらモタスポの世界に限らずどの世界にも主流と反主流は存在する。そしてひとつの大きい括りの中では反主流は常に消えていく運命にあるのは歴史が証明している。
このシーズン初頭にアナウンスされたEFOのエントリー台数は21台だった。そしてシリーズRd.5まで消化した現在では14台が参加しているに過ぎず、90日経たないうちに30%以上のエントリーが消えてしまった。
この流れの中、ダラーラは次期モデルとしてF320を発表したが全くの新車ではなく、アップデートバージョンである事が確認された。
ダラーラ、ヘイローを備えたF3用F312〜317シリーズの後継車『F320』を発表。現存車両からのアップデートも可能 https://t.co/PM6Hr0iCqP #F3jp #JF3 #JapaneseF3 #Dallara #DallaraF320 #EuroFormulaOpen pic.twitter.com/iki2bDXdFA
— autosport web (@AUTOSPORT_web) 2019年6月9日
一般的にワンメイクフォーミュラカーは最低ラインが30台を越えれば製造する側も何とか維持出来ると聞いている。EFOと全日本で何とか30台を維持できると見込んだのだと思われる。但し全くのニューマシンへと移行させなかったところに、やはりこの車格の限界点を見る事が出来る。
本来、EFOはどんなカテゴリーであったのだろうか?EFOはユーロF3のひとつ下のカテゴリーとして位置付けられていた。エンジンがトヨタ3S-Gのワンメイクだった事、ユーロに比べてコストを制限する方向だった事からその様な自主ルールで成立していた。
事実、EFOのチャンピオンがユーロF3に行くと大体トップ10に引っかかるか否か?のラインから始まる。そう言う意味ではかつてのルノー3.5もそんな感じだった。
昔、リッチー・スタナウェイをSFのテストに連れて行く為、タイトなスケジュールを避けねばならず、仕方なしにリッチーのGP2の参加を取りやめてオリバー・ローランドを起用した。オリバーはその年のルノー3.5のチャンピオンだった。
ある程度の期待をしていたが、その期待は大きく裏切られた。もちろんオリバーのレベルが低い訳では無い事はその後の活躍を見れば分かる。
つまり主流と反主流の差は歴然とある、と言う事だ。
そしてBOPを施したにも関わらず、3S-Gはあと一台を残してグリッドから去った。こうなると無駄にコストが掛かる割には得られるものが少ないクラスとして新規のエントラントは呼びこめずに終わっていくだろう。
そう言う意味ではかつてのオートGPと同じ道を辿るものとして見ている。
そう言えばマリノ君がチャンピオンを獲りそうだと。これがシリーズ最後のチャンピオンにならない事を願うしか無いですね。そう言えばオートGPの最後のチャンピオンも佐藤公哉君でしたね。