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振り出しへ戻る & プランニングの醍醐味 - その6

 さて、前回はプランニングの部分に着手したところまでをお話ししました。

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振り出しへ戻る & プランニングの醍醐味 - その5 - GWR Official Blog

まず中国人選手。

 このご時世、中国と関わるといつ何時、政治問題に座礁するか分りゃしない、非常にハイリスクな事案だ。

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国家間の争いに選手生命を絶たれた悲劇のヒーロー

 カルロス・ロイテマンが昨日、亡くなられました。

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 僕らがファンとしてF1に夢中になった頃の、ニキ・ラウダやジェームス・ハント、ジョディ・シェクター等と並んでのスーパースターでした。

 特に1976年のラウダの事故後のフェラーリへの移籍に端を発する、フェラーリとラウダ間に芽生えた確執と不信感の原因にもなったドライバーであり、しかしそんな事に我関せずの態度で黙々とタイトルを目指す孤高のヒーローとして、82年序盤までF1の第一線で活躍しました。

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振り出しへ戻る & プランニングの醍醐味 - その5

esportsに大きな落とし穴があるのを発見した。

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いま〝esports〟と聞くと

『賞金が高額』 

『とにかく凄い』

『今はこれ、キテるよね!』

とesportsに対するポジティブなハナシしか聞こえてこない。

 確かにレースの模様を再生したYouTubeを見ると、その再生回数たるや、中々の数字である。

が!

で、ある。

 それはF1と言う大きな傘の下での話しであり、そこから個々のチーム毎のバリューを見ると、1/10〜1/100へとガタン!と落ちる。更に個々の選手となるとこれはもう目も当てられない数字へと落ち込む。

これはシャレにならない。

 今回はF1のesportsチームとの契約またはFEのesportsとの契約、或いは双方である。

 ココにカネを出す側や一般の方々の認識と思い違いが大きく横たわっている。

 スポンサーが見ているのは、まずF1なりFE全体の数字を見ている。そしてチームへサポートする。

そう。

 その先は甘く見て1/10の世界。辛く見ると1/100の世界なのだ。

これはマズい。

 これを解決するにはどうしたら良いか?を必死に考えた。

 そこで、そもそもとしてF1の各esportsチームがこのプロジェクトにどの様に取り組んでいるのか?を確認する必要があった。

 ウィリアムズやアルファロメオは専門のチームを作り、F1だけで無くル・マンエンデュランスやNASCARにまで参加している。これはより大きな舞台を求めてメジャーネームのesportsチームが参加する、と言うスタンダードなモデルだ。

 ユニークなのはフェラーリ。最初からフェラーリと言う名称を用いず、FDA(Ferrari Drives Academy)としてJr.チームのドライバーのトレーニング&プロモーションの場として、活用している。

 またアストンマーチンの様にお世辞にも熱心に取り組んでいる様には映らないチームもある。

 チームそれぞれの取り組みを考慮して、あるチームと契約を纏めているが、とにかくF1と言うプラットフォームの大きさとチームの脆弱性を埋めるアイデアが必須となり、必死にプランニングを絞り出した。

 そんな時、昔一緒にやっていたドライバーのSNSが目に止まった。彼は当時から、彼の母国で二番目(笑)に有名なスポーツ選手と言われてきた。じゃあ一番は?と、言うとボクシングの世界チャンピオン。

 彼は最近もLEXUSのアンバサダーを務めたり、過去にも彼の母国のファーストフードチェーンのキャラクター等、良い仕事をしている。Facebookのフォロワーも70万人台。悪くない。

 もう一つの問題は言語の問題がある。少なくともスポンサーの希望する英語圏、アジア圏を総合的に考えるとひとりではムリ。

 そこで今回はアンバサダーの仕込みとして、前記の彼(英語圏)をまず最初に候補として立てた。いま現在、彼はFox Sport AsiaのF1のコメンテーターである。これもプラスに働いている。

そして次は中華圏である。

 これはスポンサーも『今はデリケートな時期だから大陸じゃなくて、香港・マカオで良いよ』と言ってくれている。

 そこで香港のレーシングドライバーで尚且つ芸能人並みの知名度が高い、或いは芸能人を探した。しかし彼は自分が出たがる。F1チームにしたら迷惑なハナシになりかね無い。

 そこでDJと言うかナビゲーターの様な役で探そうとなったが、スグにひとり思い付き電話を入れた。そしてOKを貰った。

最後は日本。

 これはアタマが痛い。有名レーサーを使っても数字は知れてる。かと言ってアイドル使って鼻につく様な展開にはしたくない。

 悩んだ末にトンデモ無い人物にコンタクトした。そして先ほど、その人物の事務所から打ち合わせのテーブルにつく旨の連絡を頂いた。

 この人物の起用はチーム側が納得するか分からないが、とにかくもの凄い破壊力とパワーがある。

 そんなこんなでシリーズ第5段になったこのblog。ココからがプランニングの〝醍醐味〟の部分に差し掛かる。

以後、お楽しみに!

 

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